医療法人 しのざき整形外科クリニック

Shinozaki Orthopaedics Clinic

亡き父、渋江先生とこの地に整形外科を開院して約30年が経とうとしております(当時私は7歳でした)。父や渋江先生が目指していた地域に根ざした患者様に優しい医療を受け継いでがんばって行きたいと思っております。
私の専門分野は人工膝関節置換術ですが、開院していると手術をする機会があまりありません。しかし、以前は手術を勧めていた患者様にもできるだけ手術をしなくてすむように、漢方薬や針治療などを積極的に取り入れております。

漢方薬は大分の織部先生に師事しており、本来あるべき漢方治療の治療体系を学び、患者様に還元したいと考えております。通常の西洋治療ではなかなか改善しない慢性疼痛をはじめ、急性腰痛にも時に奇効を見ることがあります。できるだけ正確な東洋医学的診断を行い、漢方薬を選択するために、脈、舌、おなかを触らせていただくことがあります。現在東洋医学専門医を取得しており、いろいろな治療に対し漢方薬を取り入れております。

また、巻き爪におきましては、手術をおこなったり、爪をはいだりといろいろな治療されていることと思いますが、当院ではワイヤー、もしくはプレートを用いた治療を行なっております。特に痛みもなく、治療中も日常生活の制限を受けることがほとんどありません。

骨粗鬆症は寝たきりの原因の2番目になっております。骨粗鬆症自体は痛みも何もありませんが、軽度の外傷で骨折を起こすことで寝たきりとなることがあるのです。そういった背景に対して予防医学の観点からできるだけ早期に骨粗鬆症を発見し、早期治療を行なう必要があるのです。当院では腰椎、大腿骨を計測することで、正確で活治療効果の判定に有用な骨密度測定器を導入しております。閉経を迎えた女性は特に定期的な検査をお勧めします。

2017年10月からエコーを用いたハイドロリリースを行っております。なかなか治らない慢性疼痛にも注射一回でよくなる方も多くいらっしゃいます。また、腰痛で動けなかったかたが診察室を出るときには歩いてかえられたり、膝が痛い方も、全く痛くなくなったという経験をたくさん得ております。
最近の研究でかなりの痛みの原因が、筋膜やそれに付随する組織の炎症、または動きの悪さ(アンカーリング)ということがわかってきております。これまでも理学療法により筋膜リリースをおこなって改善していた患者様も多くいましたが、それでも治らない患者様も少なからずおりました。そういった方に行うことで痛みを改善できるものと考えております。
以上のように当院は他の病院にはない新たな治療や、高度な治療をおこなうことができます。スタッフ一同皆様のお役に立てるように日々がんばっていきますので、今後ともご指導よろしくお願いします。